国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、イランからの具体的な脅威を受け、数週間にわたり24時間態勢で警護を受けている。事情に詳しい関係者らが明らかにした。関係者によれば、オーストリアの情報機関はグロッシ氏への脅威に関する情報を第三者から入手。同国治安当局の精鋭部隊がグロッシ氏を警護しているという。IAEAはウィーンに本部を置いている。イラン政府は6月のイスラエルとの12日間の戦闘について、グロッシ氏がその引き金になったと主張。イランの核活動に関する報告書の内容に偏向があり、根拠のない懸念を広めたとしている。イラン政府高官らはグロッシ氏を裁判にかけ、職を解くべきだとも主張している。