ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ各都市への攻撃を強化し、同国の支援国に対する圧力も強めている。ドナルド・トランプ米大統領が設けた和平交渉期限を意に介さず、軍事的成果を挙げる狙いがある。プーチン氏とトランプ氏は先月アラスカで首脳会談を行ったものの、議論はまとまらず、ウクライナ市民はその後もミサイルやドローン(無人機)攻撃の増加に苦しんでいる。ロシア軍はまた、戦場で部隊を徐々に前進させており、人員や物資を犠牲にしながらも領土を奪取しウクライナ軍を疲弊させるための執拗(しつよう)な作戦を展開している。ロシアがウクライナ市民やその支援国の士気を低下させるための作戦を強化する中で、欧州の支援国にますます大きな圧力がかかっている。それでもロシアは今週、前線での戦果を誇張して発表し、戦争の進展速度に対する根本的な不安を示したとアナリストらは指摘する。
ロシア、トランプ氏の和平期限を意に介さず ウクライナに猛攻
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