米国の市民権やビザ(査証)、グリーンカードの発行に携わる移民局(USCIS)が、独自の警察部隊を創設しようとしている。ドナルド・トランプ大統領が従来の法執行機関を超えて移民の取り締まりを強化しつつある中、新たな動きが明らかになった。USCISは、移民申請に関する不正を調査するため数百人の連邦法執行官を訓練し、問題のある移民や申請を支援した弁護士を逮捕する計画だとしている。訓練を受けた担当官は、移民法違反や他の刑事事件の容疑者を逮捕する権限を与えられ、銃器を携行する。この動きは重大な意味を持つ。なぜなら、これまでUSCISは移民取り締まり機関とは明確に分離され、移民が安心して個人情報を政府に提出し、面談に訪れることができるよう配慮されてきたからだ。
米移民局、独自の警察部隊を創設へ 逮捕権限や銃携行も
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