生産性のプロ、元マッキンゼーのビジネスパーソンが、「家電(テクノロジー)」にはまった。それは生産性を上げるには家電(テクノロジー)が一番の武器になることがわかったからだ。働く人は与えられた24時間の中で、仕事・子育て・掃除・料理をこなし、遊び、眠る。しかし多くの人は、本を読む時間もなく「もっと自分の時間がほしい」と嘆いている。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による書、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。テクノロジーを使った「新知的生産術」。これを知らずに自分の時間は取り戻せない(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)。

iPhoneよりAndroidの方が優秀で速い!?
スマホはiPhoneではなくグーグル ピクセルを使っています。
その理由はとても簡単で、同じ金額を払うのであれば、Googleやその他のAndroid陣営のスマホの方が速くて優秀だからです。
これは経済学上の構造からも当然なのですが、iPhoneは完全に独占ビジネスで、iOSを選ぶ際はiPhoneしか選ぶことができないのに対し、Androidは何十社もが競合していますので、競争が生まれて自然と質が高まるためです。
AIを使いたいなら
AndroidはGoogleが作ったOSですから、Pixelは常に最新のOSを搭載していますし、GoogleはAIにも強いため、Googleで Pixelを買う方が、最新のAIの恩恵を受けやすく、わざわざ割高なものを割高な価格で買う理由はありません。
Pixelは「日本語入力」もストレスがない
その他、もう1つの大きな違いは「日本語入力」です。
Pixelは非常に速く、優秀な音声入力(PCよりスマホの方が、キビキビ動いて速い)が標準で使えますし、他の Androidについても「Simeji」というバイドゥ(百度)の漢字カナ変換および日本語音声入力ソフトウェアを使えば、非常に速く処理できます(iPhoneにもSimejiは入るが変換が1拍遅れる)。
PixelやSimejiに慣れた状態で、久しぶりにiPhoneを使ってみると、日本語変換の稚拙さと音声入力の不正確さにイライラします。
コスパがいいのはどっち?
普段、iPhoneを使っている方はAndroid系を使ってみると、そのコストパフォーマンスに多分、驚くことでしょう。
私のイメージでは、2019年頃にはiPhoneとAndroidのコストパフォーマンスは、すでに逆転していると感じています。
元iPhoneユーザーだったけど
私も最初はiPhoneを使っていましたが、Androidを使ってみるとiPhoneを使うのが馬鹿らしくなってしまい、iPhone XくらいからAndroidに切り替えました。
スマホは毎日仕事でも生活でも、問題解決や情報収集にいくらでも使うものですし、新しい機種を下取りに出せば最新のAIが搭載されているスマホを、半額くらいの端末代で使えるので、乗り換えない手はありません。
(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの抜粋記事です。)