米労働省労働統計局(BLS)は5日に8月の雇用統計を発表する。春の雇用に関して予想外の悪い結果を発表した後にドナルド・トランプ大統領が同局のトップを解任してから初めての雇用統計発表となる。エコノミストや政策当局者は、今夏も雇用の伸びが鈍化し続けたかどうかを見極めるため、雇用統計を注視している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト調査によると、雇用創出は比較的低調ながらも安定していたとみられている。8月の非農業部門雇用者数は前月比7万5000人増加したと予想されている。7月は7万3000人増加した。7月の雇用統計では、関税や移民規制を巡る不確実性が数カ月続いた後、労働市場が大幅に減速したことが示された。また、5月と6月の雇用者数が大幅に下方修正された。
8月の米雇用統計、注目点は
労働統計局長解任後初の発表
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