マイク・ジョンソン米下院議長(共和、ルイジアナ州)を含む議会指導部は11日、保守活動家のチャーリー・カーク氏が銃撃されて死亡した件を受け、政治的緊張を和らげるよう議員らに対し呼びかけた。だが議会では引き続き緊迫した状況が続いている。カーク氏がユタ州で10日銃撃されたことを巡っては、カーク氏と個人的面識があった者も含め多くの議員が動揺している。また3カ月前にはミネソタ州でメリッサ・ホートマン州下院議員とその夫が射殺されており、米政界が新たに危険な時代に突入したとの懸念も高まっている。ジョンソン氏は特定の相手を責めることを控えたが、昨年ペンシルベニア州バトラーでの暗殺未遂事件で銃撃されたドナルド・トランプ大統領は、カーク氏の殺害は「極左による政治的暴力」によるものだったと発言。同様の主張は議会内の強硬派議員の一部も繰り返しており、民主党との間では緊張が走っている。
カーク氏銃撃、米議会で対立招く セキュリティーへの懸念も
トランプ氏と一部共和党議員は左派のイデオロギーを非難 議会指導部は緊張緩和を呼びかけ
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