米司法省は、障害のある利用者を差別したとして米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズを提訴した。カリフォルニア州北部地区の連邦地裁に11日提出された訴状によると、ウーバーと同社のドライバーは日常的に障害者へのサービス提供を拒否し、介助動物の抜け毛の清掃料や、乗車拒否で発生したキャンセル料などの追加料金を徴収していた。差別を受け、ウーバーまたは司法省にすでに苦情を申し立てた個人に対する損害賠償として1億2500万ドル(約180億円)を請求。ウーバーに民事制裁金の支払いも求めている。また、米障害者法(ADA)を順守するように業務方針を是正するようウーバーに要求し、同法についての研修を従業員とドライバーに義務づける裁判所命令も求めている。