
SaaS(Software as a Service)ビジネスが急速に拡大する中、この業界に転職を考える営業パーソンが増えてきました。従来の営業職とSaaSの営業職は何が違うのでしょうか。SaaS営業として成果を出す上で重要な「3つの数字」について知ると、求められるスキルや経験、考え方が見えてきます。(アサイン 中西悠一郎)
今注目の「SaaS営業」で
求められるスキルとは?
「営業経験はあるけれど、SaaSの営業って一体何が違うの?」
「SaaS企業に挑戦したいけど、自分の営業スタイルで通用するのか不安……」
近年、こういった悩みを抱える営業職の方からの相談が急増しています。
IT業界への関心が高まり、SaaS(Software as a Service)ビジネスが急速に拡大する中で、これまでの営業スタイルとは異なる視点やスキルが求められるようになっているのです。
SaaSは、一度きりの「売り切り型」のビジネスとは異なり、「継続課金型」のビジネスモデルが基本です。つまり、月額や年額で継続して売り上げが積み上がるモデルであり、営業担当者には「契約を取る」こと以上に、その契約が長期的に価値を生み続けることを前提とした視点が不可欠となります。
営業のプロセスにおいて、契約だけではなく、その先にある“継続利用”や“顧客の成功”までを見据えることが大事になってきます。そうした部分にまで責任を持つ感覚が、これまでの営業スタイルとは大きく異なるのです。
今回は、これからSaaS業界への転職を検討している営業職の方に向けて、SaaS営業における根幹となる「3つの数字」について解説します。
これらの数字は、単にKPIとして重要なだけでなく、成果を出すための行動指針としても機能する“思考の軸”です。しっかりと理解し、自分の営業スタイルに取り入れることができれば、SaaS企業の選考でも、入社後の評価においても、大きなアドバンテージとなるでしょう。