タシャ・テイラーさん(33)にとって妊娠は簡単なものではなかった。妊娠した時点で既に、双極性障害の治療のため精神科の薬を服用していた。その後、彼女はこの処方薬が胎児に悪影響を及ぼす可能性があることを知った。服薬をやめることを決めたが、それによって悪夢にうなされるようになった。虐待的だった元パートナーが夢に現れ、震えながら目を覚ますようになった。食事を取るのも困難になった。テイラーさんは医療用マリフアナカードを取得した。大麻のおかげで妊娠中も眠れるようになり、躁(そう)状態も抑えられた。寝る前にほんの少しだけ使ったという。彼女は、両親に育てられたエルキンズ南東部の小さな家に住んでおり、自宅から800メートルほど離れた場所に大麻販売店がある。
米で妊婦の大麻利用が拡大、痛みや不安の緩和に
胎児への影響を調べた研究は極めて少ない
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