今週は、8月の個人消費支出（PCE）価格指数、9月の購買担当者指数（PMI）、8月の耐久財受注が注目される。米連邦準備制度理事会（FRB）が9月会合で利下げを実施したことを受け、投資家は今後数カ月の利下げペースを見極めようとしている。FRBが今月利下げを再開した後、焦点は経済・インフレ指標に移り、今後どれほどのペースで金利が低下するかについて手掛かりを探る展開になりそうだ。26日に発表されるPCEは、FRBがインフレ指標として重視しており、今週の注目材料となる。投資家は、関税がインフレを押し上げる程度を引き続き見極めようとしている。この影響が限定的であると引き続き示されれば、追加利下げへの道筋が開かれたと見なされる可能性がある。