勉強が続く人と続かない人の決定的な違いとは?
【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

「そりゃ続くわけだ…」頑張らなくても続けられる人の最強ルールPhoto: Adobe Stock

完璧を目指さない
ゆるい仕組みの勝利

案外機能したのが、図書館で勉強するためのルールです。自宅よりも誘惑が少ない図書館は、独学に向いている場所ですが、自宅から図書館まで出向くというハードルを越える必要があります。

そのハードルを下げるために、僕は2つのルールを設けました。1つ目のルールは、図書館行きのバスが出ている自宅から徒歩3分のバス停まで行くというルール。目的地は図書館ではなく、あくまでバス停です。

「行きたくなければ帰ってOK」
という究極の逃げ道

歩いて3分なので、気軽に歩く気になれます。そしてバス停に着いてもバスが来るまでに図書館へ行きたくないと思ったら、迷わず帰ってOKというマイルールを設けたのです。

実際、10回に1回くらいは気分が乗らず、バス停から自宅までUターンしていました。

次の関門も「気が乗らなければ帰っていい」
「せっかく来たんだから」の心理を逆手に取る

2つ目のルールは、バスに乗って図書館に着いても、気が乗らなければ帰っていいというもの。

図書館までバスで片道30分くらいかかりましたから、だいたいは「せっかく来たんだから勉強しよう」と、そのまま素直に自習室へ入りました。でも、こちらも10回に1回くらいは、勉強する気がどうしても起こらず、何もせずバスに揺られて帰ってきました

往復1時間は「サンクコスト」
失った時間より得られたものを数える

往復60分という時間は、いくら悔やんでも取り戻せないサンクコスト(埋没費用)だから、気にしても仕方がない。バスで勉強できたからそれでいい」と割り切ったのです。

こうした僕のチャレンジを真似する必要はありませんが、自分なりに勉強法を工夫してみるのは学力を伸ばすきっかけになると思います。

失敗もデータ
自分だけの「最適解」に続く道

ここで本当に伝えたいことは、「こんな勉強法が最強!」ということではなく、合わなかった勉強法も合わせて、いろんなチャレンジをする余裕を持っておくこと。

それが、いつか本当に自分にとって最適な勉強法につながると思うのです。