
ビジネス、経済、経営、マネジメント、スキルアップ、キャリア、マネーなど、ビジネスパーソンに役立つ情報をイラストや視覚でわかりやすくお伝えする「グラフィックニュース」。今回は「脳が疲れている人の顔にでる異常なサイン」について、石井正則医師が解説します。(JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長 石井正則、構成/ジャーナリスト 笹井恵里子)
グラフィックニュースはSmartNews+で制作・配信されたコンテンツです
医師が真っ先にみる
「顔のある部位」とは?
耳の不調を訴える人の大半に共通していること、それは「脳の疲れ」です。
脳が疲れていると、耳鳴りは100倍から1000倍にも跳ね上がります。脳の疲れを和らげれば、耳鳴りは小さくなります。また失われた聴力は回復しませんが、難聴の進行を防げます。
それでは脳を疲れさせる原因とは何でしょうか。まず1つ目は、「体の疲れ」です。2つ目は「睡眠不足」。そしてもっとも重要な3つ目は「ストレス」です。
日本人のビジネスパーソンには「私はストレスに強い」と思い込む人が非常に多いのですが、「ストレスがない」という人ほど実は危険なのです。本当は大きなストレスを抱えているのに、それに気付かず一生懸命がんばってしまう。実際には心身共に疲れきっているのです。
「嫌なやつ」「嫌なこと」「嫌な自分」、このどれかに思い当たることはないでしょうか。自分にとって何がストレスになっているのかに気づくだけでも、ストレスレベルは下がります。
自分がストレスを抱えているのかどうか、ピンとこない方のために、一目でわかる「異常なサイン」をご紹介しましょう。
私は診察室に患者さんが入ってくると、真っ先に「顔のある部位」を観察することにしています。

拡大画像表示