企業の採用予定数は5年連続で拡大、「12月以前」内定と早期化が加速【26年新卒採用601社調査】Photo:PIXTA

企業の採用予定数は5年連続で拡大。売り手市場下でますます早期化・長期化が進んだ2026年新卒就職・採用戦線。特集『2026年就活戦線』(全6回)の#2では、ダイヤモンド・ヒューマンリソースが行った採用アンケート調査(企業対象)を基に分析する。(ダイヤモンド・ヒューマンリソース 経営企画室 室長 高村太朗)

旺盛な採用意欲は継続
採用予定数は「増加」が「減少」を上回る

 企業の採用予定数は、26年卒でも「増加」が「減少」を上回り、引き続き高い採用意欲がうかがえる。企業規模別に見ると、従業員数501人以上の大手企業で採用予定数を「増加」する企業は25.9%で、「減少」する企業(13.3%)との差は12.6ポイント。500人以下の中堅中小企業では、「増加」(22.4%)と「減少」(11.9%)の差は10.5ポイントとなった。

 大手企業で「減少」と回答した企業は25年卒からほぼ横ばいで推移したが、中堅中小企業では6.1ポイント減少(18.0%→11.9%)しており、特に中堅中小の積極的な採用意欲が目立つ。