就活に不可欠のインターン、8割の学生が参加→3割以上がそのまま入社【26年新卒就活調査】Photo:PIXTA

企業の採用予定数は5年連続で拡大。売り手市場下でますます早期化・長期化が進んだ2026年新卒就職・採用戦線。特集『2026年就活戦線』(全6回)の#4では、ダイヤモンド・ヒューマンリソースが行った採用アンケート調査を基に、いまや就活で不可欠となっているインターンシップ類について、企業と学生それぞれの実態を分析する。(ダイヤモンド・ヒューマンリソース 経営企画室 室長 高村太朗)

大手企業で9割超、中堅中小の7割超が
インターンシップ類参加者を採用

 インターンシップ類の実施率は大手企業で81.3%、中堅中小企業も57.6%に上り、特に大手企業で高い実施率となった。実施方法は「オンライン」のみが減少し、大手企業では「オンラインと対面の併用」(52.0%)、中堅中小企業では「対面」(43.0%)による実施が多かったようだ。

 インターンシップ類への参加者を採用した企業は大手企業で92.2%、中堅中小企業で71.3%と高く、採用活動におけるインターンシップ類の重要性がうかがえる。さらに、内定者に占めるインターンシップ類参加者の割合が「51%以上」と回答した企業は、大手企業で26.5%、中堅中小企業も22.0%と少なくない。