
「今さら長期投資を始めるのは遅いですよね?」60代以上の方からこんな相談を受けることがよくあります。私は、60歳からの投資も決して遅くないと思っています。重要なのは、「やるべき投資」と「やってはいけない投資」について正しく押さえておくことです。(ファイナンシャルプランナー 鳥海 翔)
60歳からの投資でやってはいけないこととは?
60歳を迎えてもなお、資産運用を考えるべきか迷っている人は少なくありません。
「もう若くはないのだから、投資に意味があるのだろうか」と不安を抱える方も多いでしょう。
私はこれまでファイナンシャルプランナーとして活動し、数多くの資産形成の相談を受けてきました。その経験から言えるのは、60歳からの投資は決して遅すぎるものではないということです。
現代は、人生100年時代といわれています。60歳から投資を始めた場合でも、20年、30年という運用期間を見込めるのです。
問題は、「どのような投資を選び、どのようにリスクを避けるか」。
やり方を誤れば資産を減らし、老後の安心を損なうことになります。今回は、私が考える「60歳からやるべき投資」と「やってはいけない投資」について、具体的に解説していきます。