ドナルド・トランプ米大統領は国内での州兵派遣をさらに推し進め、イリノイ、オレゴン両州の民主党系指導者との新たな法的闘争の火ぶたを切った。大統領は1月の就任以降、州兵を複数の都市に派遣しており、「法と秩序を回復する」ために軍隊を国内に展開することの合法性に疑問が生じている。地元の指導者らは反発し、大統領は犯罪に対する懸念を過度にあおっており、州兵の派遣は緊張状態を悪化させるだけだと主張している。連邦政府の取り組みについて知っておくベき点をまとめた。トランプ政権はこれまで、連邦政府の指揮下にある数千人の州兵を首都ワシントンとロサンゼルスに派遣し、テネシー州メンフィスではより小規模な動員を開始した。大統領はニューヨーク、ニューオーリンズ、ボルティモア、サンフランシスコなど他の都市への部隊派遣の可能性も示唆している。
トランプ氏の国内派兵、何が起きているのか
オレゴン、イリノイ両州と法的闘争へ
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