米共和党のテッド・クルーズ上院議員(テキサス州)が政府の検閲から消費者を保護しやすくする法制度の整備に動いている。トランプ政権が先月、深夜番組の人気司会者ジミー・キンメル氏を降板させるよう圧力をかけた件を巡り、クルーズ議員はトランプ政権を批判してきた。クルーズ議員はインタビューで、政府主導の検閲に対抗する保護策をまとめた法案を近く提出すると語った。消費者が訴訟で損害賠償金を得やすくする狙いだ。上院商業委員会のトップを務めるクルーズ氏は、この件を中心とする公聴会を開き、ブレンダン・カー連邦通信委員会(FCC)委員長などを出席させる予定だと話した。保守活動家チャーリー・カーク氏の殺害事件に関するキンメル氏の発言を巡り、カー氏はディズニー傘下のABCに圧力をかけていた。その後すぐにキンメル氏の処分が発表された。クルーズ議員は「誰がしようと、検閲は間違っている」と語った。
米政府の検閲を訴えやすく、共和議員が法案準備
人気司会者の降板問題から法案に超党派の支持が集まると期待
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