米民主・共和両党の上院議員が政府機関の閉鎖を終わらせるため、医療保険制度の予算確保を巡る議論を続けている。政府職員や軍関係者にとって厳しい1週間となる見通しの中、連邦議会で緊張が高まっている。非公式に行われている協議では、医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)の補助金を一時的に延長することが議論の中心となっているが、高所得世帯への支援を削減する新たな規定についても話し合われている。民主党内では補助金を世帯所得が20万ドル(約3060万円)以下の家庭に限定し、現在のような上限なしの給付をやめる案が浮上している。民主党と統一会派を組む無所属のアンガス・キング上院議員(メーン州)は、家計所得20万ドルを上限とした補助金の2年延長を掲げ、このアプローチを「ツー・アンド・ツー(2と2)」と呼んでいる。
米上院、政府機関閉鎖の出口戦略を模索 緊張高まる中で
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