10日の米株式相場は続落。ダウ工業株30種平均の終値は前日比878.82ドル(1.90%)安の4万5479.60ドル。S&P500種指数は182.60ポイント(2.71%)安の6552.51、ナスダック総合指数は820.20ポイント(3.56%)安の2万2204.43で引けた。米国株が売られた背景には、貿易摩擦への警戒感がある。ドナルド・トランプ米大統領がトゥルース・ソーシャルへの投稿で、中国の習近平国家主席との会談中止の可能性や、中国製品への「大幅な関税引き上げ」に言及した。S&P500種とナスダック総合指数はともに4月以来の大幅安。週間上昇分を失った。CFRAリサーチの首席投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「予想外の貿易摩擦復活が売りを誘発した」と述べ、「投資家が最も懸念しているのは、雇用軟化と相まって景気後退につながる恐れだ」との見方を示した。
米国株は続落、米中貿易摩擦再燃を懸念
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