投資家が人工知能(AI)または暗号資産(仮想通貨)分野の次の注目株に殺到する中、バイオテクノロジー株は脇役に追いやられていたが、最近、再び脚光を浴びている。問題は、今の上昇相場が真の回復を示すのか、反発がまたも短命に終わるのかということだ。バイオテック株は急反発したとはいえ、依然として新型コロナウイルス下の高値を約40%下回っている。市場の中でまだ株価が妥当だと思われる数少ない分野の一つだ。同セクターの上場投資信託(ETF)「SPDR S&P バイオテックETF」は過去3カ月で19%上昇し、S&P500種指数の同期間の4%上昇をはるかに上回る。これほどのアウトパフォーマンスは最近めったに見られない。
バイオ医薬品株の高騰、今回は長続きしそうな訳
幸運にもセクターの強気相場を支える要因がそろっている
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