クレカを持たない学生の間でもトラブルが多発!
親が気づくのが遅れて債務が膨れ上がることも!

山本 トラブルの中で特に多いのが、化粧品やサプリメントの定期購入に関するものです。「初回無料」などの宣伝につられ消費者が定期購入を契約し、2回目から高額の請求になったり、実は1年間は契約を解除できない仕組みだったり。

ザイゼン なんと恐ろしい……。

山本 悪徳業者は契約上の表示を意図的に曖昧にするので、消費者も気づかずに契約しちゃうんですよね。さらに、クレカを持てない学生も利用できることから、若者のトラブルも増えています。支出管理が苦手な若者が、複数の後払い決済を次々と利用し、支払えなくなってしまう例も。

ザイゼン トラブルを防ぐには?

山本 まず「無料」「お試し」というワードには要注意。加えて、先ほどの説明の裏返しですが、クレカ決済が利用できず「後払い決済のみ対応」という販売業者は訳アリかも。利用しないほうが無難です。

ザイゼン ボクの友人は、まず販売業者に連絡すべきでしょうか?

山本 そうですね。そこで解決すればよいですが、そもそも電話がつながらなかったり、解約に応じてもらえない場合もあります。そのときは消費生活センターに相談しましょう。