米通商代表部(USTR)のジェミソン・グリア代表は14日、ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談は依然として予定されていると述べた。トランプ氏は先週、中国からの輸入品に100%の追加関税を課す構えをみせた。グリア氏の発言からは、両国がこの新たな貿易紛争の緊張緩和を探っている様子が強くうかがえる。グリア氏は米CNBCで、米中首脳会談について「計画があり、予定された時間がある」と述べたものの、詳細は明かさなかった。中国が新たなレアアース(希土類)輸出制限を発表したことを受け、トランプ氏は今月予定されているこの会談の中止を示唆し、10日には関税導入をちらつかせた。だが両国はここ数日、全面的な貿易戦争の回避を探っている。グリア氏は米政権が対話に前向きであることを示す一方、中国政府が輸出制限を撤回しなければ関税や輸出制限を課す可能性があると改めて表明した。
米中首脳会談、依然「予定されている」=グリアUSTR代表
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