イスラエルとイスラム組織ハマスは、ガザ紛争の終結を目指してドナルド・トランプ米大統領が提示した和平計画の第2段階に向けた交渉を開始した。その一方で、ハマスが第1段階で要求されていた、死亡した人質全ての遺体を返還する義務を果たしていないことを巡って議論が続いている。イスラエルは15日朝、14日にハマスから引き渡された3人の遺体は人質だったことを確認したが、1人の遺体は一致しなかったとしている。イスラエル軍は「ハマスは亡くなった人質の遺体返還に必要なあらゆる努力を行う義務がある」と述べた。トランプ氏が示した20項目の計画では、第1段階でハマスが死者を含む全ての人質を引き渡すことが求められていた。第2段階では、ガザの戦後統治、新たなアラブ主導の治安体制、ハマスの武装解除など、さらに難しい課題に取り組むことになる。
イスラエルとハマス、ガザ和平「第2段階」の交渉開始
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