転職ホントのところ写真はイメージです Photo:PIXTA

社会人経験をある程度積んで、はじめての転職。期待を胸に動いてみたものの、なかなかうまくいかない……という人がいます。若手が陥りやすい、転職の落とし穴とは。ビズリーチが主催する「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2025」で会員満足度部門のMVPに輝いたヘッドハンター、長谷川翔さんが解説します。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)

はじめての転職がうまくいかない人が
ハマる落とし穴とは?

 社会人になってある程度経験を積むと、転職を考える人が出てきます。

 私は、20代半ばから後半の方の転職支援をさせていただくことが多いのですが、今回はそんな若手世代が「はじめての転職」でハマりがちな“落とし穴”についてお話ししたいと思います。

「転職がうまくいかない人」の典型的な特徴は3つあります。

 1つめは、自分が受けるべき企業を正しく理解できていないということ。特に20代に多いのですが、就活と同じように転職先を探してしまっている人がいます。

 就活と転職では、会社選びで見るべきポイントも、企業から評価されるポイントも異なります。

 例えば、就活では企業の知名度や給料、福利厚生などを重視する人が多いでしょう。もちろん転職においても重要なポイントではありますが、それ以上に重視すべきなのが「業務内容」です。

 総合職採用のように「具体的にどんな仕事をするのか」が曖昧なまま進む就活とは異なり、転職では多くの場合、業務内容は明確に決まっています。

 転職がうまくいく人は、「そこでどんな仕事をするのか」「自分の価値観に合った業務内容なのか」ということを重視しています。だからこそ、「転職してみたら思っていたのと違った」というズレを小さくできるのです。