
ターボGTを軽量化したモデル
「ほぼトップエンド」
BEVのスーパースポーツをリードするポルシェ・タイカンのラインアップは増殖している。現在ボディタイプは標準仕様とクロスツーリスモの2種があり、各々に出力違いのパワーソースが搭載される。BEVの場合、内燃機関と違って出力もしくは0→100km/h加速のタイムでその特性を表すのが一般的だ。
そんな中で「ほぼトップエンド」に当たるモデルのステアリングを握った。タイカン・ターボGTである。このクルマは昨年3月に日本で予約受注が開始された。ただ、その前からグローバルで話題を集めていたので、気になっていた読者もいらっしゃるだろう。
というのも、ターボGTはそれまでニュルブルクリンク最速の4ドアセダンだったタイカン・ターボSスポーツセダン・パフォーマンスパッケージの記録を塗り替えたからだ。従来の記録を26秒も短縮した7分7秒55のレコードタイムを叩き出したのはターボGTヴァイザッハパッケージ。ターボGTを軽量化したモデルである。「ほぼトップエンド」と記載したのはそこ。
