アストンマーティンは英国の名門。かつてル・マンを席巻した栄光の歴史の持ち主である。彼らは誇らしい未来に向け明確な一歩を踏み出した。テーマは「パフォーマンス」と「ラグジュアリー」の高次元融合。デビューした主軸モデルのヴァンテージは、AMG製4L・V8DOHC32Vツインターボを搭載。最高出力はDB12比30ps増の665psを誇る。トップスピードは325km/h、0→100km/h加速は3.5秒。スタイリングはアスリートを連想する緊張感が印象的だ。ドライバーに最高の時間を約束するFRサラブレッド。スペインのワインディングとサーキットで、その野生を解き放った!
パフォーマンスとラグジュアリーを
高いレベルで両立
アストンマーティンはいま、ブランド価値を一段も二段も引き上げる戦略を推し進めている。狙うポジションは英国ブランドらしさの2極、パフォーマンスとラグジュアリーを高いレベルで両立することだ。
プロダクトでいえばDB12から実践されており、スタティックなクォリティが大幅に上がりパフォーマンスも大いに進化した。DBX707のインテリアも最新のデザイン文脈に合わせて改良されている。
ブランドイメージ向上策にも抜かりはない。パフォーマンス面は引き続きF1活動が牽引する。ラグジュアリー面でいえば、日本でも超高級ホテルにオーダーメードシステムの拠点になるランドマークショールームを開設するなど価値の伝え方にも工夫を凝らす。英国ブランドの巨頭=マクラーレンとロールス・ロイスを足して2で割ったクルマ作りとブランド価値を狙っているに違いない。