自民党の高市早苗総裁(64)が衆参両院の首相指名選挙で日本初の女性首相に選出された。米国との緊密な関係と日本の軍事力強化を提唱する新たな指導者が誕生した。首相選出は、予定されるドナルド・トランプ米大統領の訪日の数日前に実現。両者は保守的な見解と中国に対する強硬姿勢を共有している。日本政府は、このような親和性がトランプ氏の貿易政策によってぎくしゃくした関係を修復するのに役立つと期待している。7月に締結された合意条件の下、日本から米国への輸入品は現在15%の関税に直面している。日本政府は今後数年間で約5500億ドル(約83兆円)を米国に投資することに合意した。21日の首相指名選挙で、高市氏は新たな連立パートナーである日本維新の会の協力を得て、1回目の投票で衆議院の過半数をわずかに上回る票を獲得した。しかし参議院では過半数に届かず、決選投票が必要となった。