企業向けソフトウエア大手の米オラクルは、従来の常識に反する共同最高経営責任者(CEO)体制に戻った。しかし同社は、データベースからソフトウエア、クラウドコンピューティング、AI(人工知能)インフラへの進化において、これまでも伝統を打ち破ってきた。定義上、組織には通常、トップは1人しかいない。大統領は1人、最高司令官は1人、ヘッドコーチは1人、指揮者は1人、そして通常はCEOも1人だ。オラクルは同社の歴史で2度目となるCEO2人体制を敷いている。