米ホワイトハウスは21日、ウクライナ戦争を巡ってドナルド・トランプ米大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が近く会談する予定はないと明らかにした。米政権はロシアが早期に和平合意に署名する可能性は低いとみている。トランプ氏は数日前、ブダペストでプーチン氏と再び会談すると述べていた。米政府関係者によると、20日にマルコ・ルビオ米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が行った電話協議で、ロシア政府は停戦条件としてウクライナがドンバス地方全体を割譲することを求める従来の立場を変えていないことが明らかになった。ルビオ氏は協議後、プーチン氏と早期に会談しても和平交渉で成果が得られる可能性は低いとホワイトハウス当局者らに報告した。