カリフォルニア州在住の溶接工、マイク・ヒューレットさんは2週間前、金脈を掘り当てた。いや、掘り当てたというのは言い過ぎかもしれない。金価格が史上最高値を更新する中、スノーボードやスキー、オフロードバイクなど多趣味のヒューレットさんは新たな趣味として金探しを始めた。金属探知機を手にシャスタ山域の森の中を歩いて岩や泥を調べていると、探知機が鳴り始めた。見つかったのは砂利に埋まった金属で、掘り出してみると、小指の爪の半分ほどの大きさの金の塊だった。「マンガで見るみたいに跳び回った」と50歳のヒューレットさんは話した。あとで重さを計ったが、見つけた金の塊は人生を変えるほどのものではなかった。「175ドル(約2万6000円)相当だった」とヒューレットさんは言う。「でも持って行ってくれと言わんばかりにそこにあった」