コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は、ドナルド・トランプ米大統領を奴隷商人と呼び、ヒトラーに例えたことがある。最近では、米国に薬物を運んでいるとされる船舶を標的にするトランプ政権に狙いを定めている。今やペトロ氏は、トランプ氏の怒りに直面する最新の中南米の指導者となった。トランプ氏は19日、大統領専用機「エアフォースワン」で、ペトロ氏はコロンビア史上最悪の大統領で「多くの精神的問題を抱えた変わり者」だと述べた。その数時間前にはソーシャルメディアへの投稿でペトロ氏を「違法薬物のリーダー」と呼び、最近まで麻薬との闘いで米政府と最も親密な同盟国だったコロンビアに新たな関税を課すと約束した。最も重要なのは、トランプ氏がコロンビアへの全ての対外援助を打ち切ると述べたことだ。コロンビアは南米から世界へのコカインの流れを抑制するため、過去20年間にわたり140億ドル(約2兆1100億円)の米国資金を使ってきた。
コロンビア大統領、トランプ氏との衝突を楽しむ
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