生成AI(人工知能)チャットボット「チャットGPT」は、買い物客の生活をはるかに楽にする可能性がある。一方で、小売業者への影響はより複雑になるだろう。米小売り最大手のウォルマートが先週、顧客が米オープンAIのチャットGPT内でウォルマートの商品を直接購入できるようにすると発表すると、投資家は歓迎した。ウォルマートの株価はその日、5%近く上昇し、同社の時価総額に約400億ドル(約6兆円)を上乗せした。電子商取引(EC)サイトを運営する米エッツィーとカナダのショッピファイもチャットGPTとの提携を発表した後、株価はそれぞれ16%と6%上昇した。