2年前、ロサンゼルス・ドジャースは数週間で10億ドル(約1520億円)以上をつぎ込み、大谷翔平および山本由伸と契約した。同じ頃、ミルウォーキー・ブルワーズもそれに対抗するかのように補強を行ったが、ほとんど注目されなかった。ブルワーズが獲得したのは、メジャーリーグの複数のチームを渡り歩いたエリック・ハースで、契約金は100万ドルだった。当時、ブルワーズの監督として雇われたばかりだったパット・マーフィー氏はこの差を理解していた。そこでマーフィー氏はドジャース編成本部長のアンドリュー・フリードマン氏にからかうようなメッセージを送った。「おめでとう。君のスカウト部門と選手育成部門はあらゆる手を尽くして選手を見つけたね」。マーフィー氏はそうつづった。「同じ日にわれわれが控えの捕手と契約したせいで、君たちの注目を奪ってしまい申し訳ない」
大リーグの新「悪の帝国」ドジャース
ワールドシリーズ連覇に迫るロサンゼルス・ドジャースは、年俸総額が過去最高530億円でスター選手がひしめき、ほぼ無敵に見える
特集
あなたにおすすめ






