発表が延期されていた9月の米消費者物価指数(CPI)は24日(日本時間同日午後9時30分)に発表される。投資家は、インフレ率が目標を上回ると予想しているが、その数値は米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で予想されている利下げの方針を変えるほど高くはないとみている。エコノミストは、9月までの12カ月間のインフレ率が3.1%、変動の大きい食品・エネルギーを除いたベースでも同じ3.1%になると予想している。これらの数値はFRBの目標である2%を上回り続けている。コメリカ・ウェルス・マネジメントのエリック・ティール最高投資責任者(CIO)は、関税が経済システムに浸透するにつれてインフレの第2波が起きるかどうかを注視していると述べた。同氏は関税コストの60~75%が消費者に転嫁されるとみている。