ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアの石油大手2社に新たな制裁を科した。安価なロシア産石油に依存しているインドと中国は、自国経済に混乱が生じる事態を避けようとしているが、両国への圧力は高まっている。インドと中国は現在、ロシアから輸出される石油6バレル当たり、合わせて約5バレルを購入している。さらにトランプ氏から高い関税を課されており、共に米政府との関係は緊迫化している。インドと中国は、米政府による幅広い制裁を簡単に無視することはできず、特にインドはトランプ氏との関係改善を望んでいる。トランプ氏の新たな制裁は、ロシアの石油大手のロスネフチとルクオイル、およびそれらの子会社約30社が対象。米国は制裁を受けるロシア企業と取引する外国政府や企業を排除し、国際金融システムの大部分から遮断する可能性があるとしている。
ロシア産原油に依存の中印、米制裁に抵抗できるか
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