米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官は23日朝、違法なスポーツ賭博に関する大規模捜査で30人以上を起訴したと発表した。その事件の詳細は衝撃を与えた。地下ポーカーゲームや、エックス線テーブル、今後のプロバスケットボール試合での賭け先を、賭け参加者にひそかに教える情報提供などがあった。しかし、米プロバスケットボール協会(NBA)にとって、リーグ本部があるニューヨーク・マンハッタン5番街のオフィスからイーストリバーを隔てたブルックリンでの記者会見で明らかになった全貌は、はるかに背筋の凍るものだった。検察当局が公表した起訴状には現役選手、引退選手、現役ヘッドコーチが違法賭博者に情報を漏らしていたことが記されていた。