ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院のNICU(新生児集中治療室)で研修中で、双子の低体重児を担当している。しかし、両親は障害を理由に受け入れを拒否し、双子の兄は心不全で亡くなった。双子の弟はダウン症で、合併症の手術が必要だが、親の同意がなく、危ない状況が続いている。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第34話「迷子の大人たち」を掲載する。
【あらすじ】
主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医。
NICU(新生児集中治療室)の指導医の高砂の元で、低体重で生まれた双子の赤ちゃんの担当として奮闘しているが、双子の弟はダウン症のため合併症の手術を早くする必要があった。高砂は必死に両親を説得するも、両親はまだ受け入れることができずにいた。
そんな中、兄の方も衰弱していて、心不全で亡くなってしまった。両親はますます心を閉ざしたようだ。
高砂は「オレはこの10年、新生児科医をやめる事ばかり考えていたよ」と斉藤にこぼす。
斉藤は双子の弟の手術をする道を切り開こうと、まだもがいていた。児童相談所や双子の祖父の家など手当たり次第に相談してまわるも、打つ手がない。看護師の皆川は、2人で結婚して双子の弟の面倒を見ようなどと言うほど追い詰められていた。
そんな中、双子の両親の田辺夫妻は、離婚を決意する。
若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰







