ドナルド・トランプ米大統領が核兵器の実験再開を表明した翌日、ホワイトハウスは詳細に関する質問に答えず、米議員や専門家、さらには米国の核戦力の指揮官候補者でさえ、トランプ氏の真意を測りかねている。米戦略軍司令官への指名を受けたリチャード・コレル海軍中将は、上院の指名承認公聴会で、トランプ氏はミサイル飛行実験の強化を望んでいるのか、それとも30年余りぶりとなる地下核実験の再開を望んでいるのかと問われ、「大統領の意図については見当がつかない」と答えた。トランプ氏は30日、韓国で中国の習近平国家主席と会談する数分前に、ソーシャルメディアで「国防総省に核兵器の実験を開始するよう命じた」と明らかにした。その後、ワシントンに戻る大統領専用機内で記者団に語った際、具体的な内容には触れなかった。ホワイトハウスは質問に対し、トランプ氏の投稿を参照するよう求めた。
トランプ氏「核実験再開」、専門家ら真意測りかねる
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