老後に後悔することランキング第2位は「お金を残しておかなかったこと」。じゃあ、納得の「第1位」とは?
そんなあなたにおすすめなのが、全世界45言語に翻訳され、世界500万部を突破しているベストセラー『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』(ジョン・ストレルキー 著/鹿田昌美 訳)だ。「何度読んでもハッとする」と話題の一冊から、おすすめの名言について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

老後に後悔することランキング第2位は「お金を残しておかなかったこと」。じゃあ、納得の「第1位」とは?Photo: Adobe Stock

お金よりも、取り戻せないものがある

 老後の後悔としてよく挙げられるのが、「もっと貯金しておけばよかった」「備えておけばよかった」というものです。

 たしかに、お金があるほど安心は得られます。
 しかし、お金にはある特徴があります。
 失っても、また稼ぐことはできる

 一方で、時間だけは戻ってきません
 40代、50代になったとき、多くの人が静かに気づきます。

「お金よりも、もっと大事なものを失ってきたのでは?」と。

 その気づきの先にある後悔こそ、「自分の時間を作らなかったこと」なのです。

人生の「作り直し方」

世界の果てのカフェ』という本の登場人物・アンは、ある夜を境に人生を見直し始めます。

ええと、ケイシーがもう説明してくれたと思うけど、『自分はなぜここにいるのか?』と問いかけると、状況が変わるのよ。
私はあの夜以来、すっかり変わってしまったの。

――『世界の果てのカフェ』(第17章)より

 この問いは、未来を変える鍵になります。

「やりたいこと」や「本当に大切なこと」は、誰かに教えてもらうものではなく、自分の時間の中でしか育ちません

 そして彼女は、「時間の使い方」を静かに変え始めます

それはゆっくりと始まった。毎週少しずつ自分の時間を作るようになったわ。
一生懸命働いたご褒美として、自分にモノをあげるのをやめた

その代わりに、ご褒美は、自分がしたいことをする時間になったの
毎日、少なくとも1時間は、本当に好きなことに時間を費やすようにしたわ。
ワクワクする小説を読んだり、長い散歩に出かけたり、スポーツをしたり。

いつの日にか、1時間は2時間になり、さらに3時間に増えた。
そしていつしか、やりたいことに完全に集中していたの
自分はなぜここにいるのか?』という質問の答えを満たすようなことに。

――『世界の果てのカフェ』(第17章)より

 この変化こそ、「自分の時間を取り戻す」という行為です

時間は「守る」のではなく「つくる」もの

 時間は、空くのを待っていてもやってきません
 自分のために先にブロックし、確保しなければならないのです。

 そして、その時間に「本当に好きなこと」を差し込む
 それが、人生を再起動させる一歩になります。

 お金がなくても、立場がなくても、この一歩だけは誰でも始められる。
 だからこそ、老後になって最も後悔されるのは「自分の時間を作らなかったこと」なのです。

 第2位は「お金を残しておかなかったこと」
 でも、第1位は、自分の時間を確保しなかったこと

自分はなぜここにいるのか?』という問いを持ち、今日の1時間から、その答えに近づく。
 その習慣こそが、老後ではなく、「今」を満たして生きる唯一の方法です。

(本稿は、『世界の果てのカフェ』の発売を記念したオリジナル記事です)