米ニュージャージー州で4日に実施された知事選で、民主党候補のマイキー・シェリル氏の勝利が確実となった。AP通信が伝えた。連邦下院議員のシェリル氏は、共和党候補のジャック・チャタレリ氏を破り、民主党の牙城を守った。元米海軍ヘリコプターパイロットで連邦検察官も務めたシェリル氏は、選挙戦でエネルギー価格の凍結、住宅供給の拡大、税額控除拡充を公約に掲げた。53歳の穏健派民主党議員である同氏は、任期制限で退任するフィル・マーフィー知事(民主)の後任に就く。今回のシェリル氏の勝利により、ニュージャージー州で同一政党が3期連続で知事職を獲得するのは1960年代以降で初めてとなった。民主党はニュージャージー州の連邦選挙では優勢だが、同州では共和党の知事が時折選出されており、最近では元知事のクリス・クリスティー氏がその一例となる。ドナルド・トランプ大統領は同州で3回にわたり敗北したが、2024年の大統領選では非白人有権者の間で支持を拡大していた。
米ニュージャージー州知事選、民主候補の勝利確実
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