「未知の領域」は、投資家が最近よく耳にする言葉だ。実際のところ、最新のチャートは存在し、それらはこの先に困難な時期が待っていることを示している。世界最大で世界一リターンの高い株価指数に対して投資家がどれだけ支払っているかを示す指標として、特に明確と思われるものを検討してみよう。先週時点で、同指数の株価売上高倍率(PSR)は、ハイテク株バブルのピーク時を含む歴史上のどの時点よりも高かった。しかし、これはある意味では米国経済の変化を反映しているに過ぎない。マイクロソフトの営業利益率は石油大手エクソンモービルの約5倍、小売り大手ウォルマートの10倍だ。資産の少ない「アセットライト」な企業が指数に占める割合が過去と比べてはるかに大きく、各社が売上高から上げる利益もはるかに多い。
米株の厳しい未来示す「シラーPER」
米国株指数が史上2度目となる節目突破、将来リターンの低迷を示唆
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