求めてもいないアドバイスをされて、疲れた経験はないだろうか――。一見、親切そうに見えても、相手の気持ちを踏みにじる“アドバイスの暴力”は日常に潜んでいる。善意を装った言葉に、どう対処すべきかを考えたい。は、自分を労わるためのヒントが書かれたエッセイだ。本稿では、注目の新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から内容の一部を抜粋・再編集してお届けする。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
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「アドバイス」に見せかけた
“失礼な言葉”に注意
失礼な人が、アドバイスをするつもりで言いがちな言葉を集めてみた。こんな言葉が飛び出したら要注意だ。
1.「ぶっちゃけ」
2.「キミのためを思って言うんだけど」
3.「キミには成功してほしいから」
4.「これまでの経験から言うと」
5.「うまく言えなくて悪いけど」
6.「ウソがつけないタイプだから」
7.「キミは、いい人だからさ」
8.「キミはそんな人じゃないはず」
相手を尊重しているようでいて、コントロールしようとしているのがわかるだろうか。相手の気持ちはおかまいなしで、自分の都合のいいように物事を運ぼうとしていることがほとんどだ。
この例からもわかるように、アドバイスは、相手が求めていなければ、単なる自己満足に過ぎない。
善意のつもりでも、自分の意見を押し付けているだけで、相手にとってはありがた迷惑。気分を害するだけだ。アドバイスは、相手が心から求めたときにのみ有効なのだ。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)



