米メタの人工知能（AI）事業を10年余りにわたり率いてきたAIの先駆者ヤン・ルカン氏が、メタを退社してスタートアップを立ち上げることについて関係者と話している。同氏の計画に詳しい複数の関係者が明らかにした。ルカン氏はこうした取り組みの一環として同僚をリクルートし、投資家と話をしているという。このスタートアップは、いわゆるワールドモデルの開発に注力する。これはメタが現在、人間の知能を超えるAIを意味する超知能への道筋として追求している、大規模言語モデル（LLM）とは異なるアプローチ。計画は変更される可能性があり、ルカン氏がメタに残留することもあり得る。フィナンシャル・タイムズ（FT）は先にルカン氏のメタ退社計画について報じていた。