生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。生産性を上げるには家電(テクノロジー)が一番の武器になることがわかったからだ。本記事では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の発売を記念して、著者である勝間和代氏への特別インタビューをお届けします。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

調理家電「ホットクック」を知っていますか?
――仕事で疲れて帰ってきたとき、夕食を作るのがしんどいです。勝間さんはワンオペで3人のお子さんを育て上げられましたが、現在も含め、食事の準備はどうされているのでしょうか。
勝間和代氏(以下:勝間):時間を短縮しつつおいしい料理を食べて、健康的に人生の幸福度を上げる。
これがキッチン仕事のカギです。
このとき最もコストパフォーマンスがよくおすすめの家電は、なんと言っても「ホットクック」です。
食事の準備はこの家電にずっと助けられてきました。
――名前は知っていますし、評判は何年も耳にしました。でも使ったことがありません。家には3口コンロがありますし、電気で調理する調理家電よりガスのほうが早くておいしく料理できるイメージもあって、選択肢に入っていませんでした。
勝間:バーミキュラやル・クルーゼを使って、おいしい料理を作る人は結構いると思いますが、それらはいわゆる「無水鍋」と言われるホーロー鍋の仲間で、空気にあまり触れさせずに、じっくりコトコトとおいしい料理を作ることができるツールです。
――鍋でコトコトつくるとなんでもおいしくできる気がして、泣きながら重い鍋を洗って使っていますが、こうした鍋でつくるより、調理家電のほうがおすすめでしょうか。
勝間:ホットクックは、これらの鍋の進化版だと思ってください。
鍋は私も使っていましたがバーミキュラやル・クルーゼはたしかに重く、また自分でかき混ぜたり、温度調整をしたりしなければいけません。
一方、ホットクックは、自動プログラム(手動設定も可能)で、材料を切って入れて、スイッチをポンと押せば、後はもうなにもしなくていい(かきまぜも自動)という画期的な家電です。
初購入は2015年、2017年からは毎日使うぐらい私はヘビーローテーションしています。
私はこれを使って、食事の準備に手を動かすのは15分、1食300円におさめるようにしています。
味についても食材や水の総重量に対して、塩分量を0.6%にすることだけ守っていれば、あとはほったらかしでプロの味です。
――スイッチ1つというのがやはり一番の利点ですね。お値段が高いのが難点と感じていましたが、たった15分、300円でおいしいものができあがるなら、少し興味がわいてきます。
「レトルト」の温めにも使える
――勝間さんは疲れた日も、毎日料理をされるのでしょうか。
勝間:そういう日はレトルトをよく使います。レトルト食品は、添加物や保存料がたくさん使用されていると思われがちですが、食品衛生法では保存料や殺菌料の使用が禁止され、密封後に加熱殺菌されていることから、基本的には一定の安全性の基準を保っていると私は考えています。
ただ、レトルト食品を使ったとしても、温めるときいちいちお湯を沸かして湯煎するのは案外面倒。
だからといって電子レンジで温めるとムラが出ておいしくなくなることがあります。
そこでこの湯煎にもホットクックが活躍します。
内鍋にレトルトのパッケージが浸る程度、ヒタヒタに少量の水を張ったらホットクックの中に投入、後は手動メニューの「スープ・かきまぜなし・1分」とセットをすれば、100度まで達したところで勝手に加熱が止まりますのでとても簡単。
そばについている必要もない上に、お湯の量もほぼいりません。
(より詳細は『仕事と人生を変える 勝間家電』をご覧ください)







