生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。なぜなら生産性を上げるには家電(テクノロジー)が一番の武器になるとわかったからだ。人は24時間の中で、仕事・子育て・掃除・料理をこなし、遊び、眠る。だから多くの人は「もっと自分の時間がほしい」と嘆いている。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ、自分の時間を取り戻す方法を紹介しよう(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)。

【加湿器の選び方がわからない!】できる人はなぜ「象印の湯沸かしポット型加湿器」を選ぶのか?
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できる人は「空気の質」にこだわる

 値 段:★★
 手軽さ:★
 生産性:★★

 オフィスでも自宅でも頭をすっきりさせ、体調を整え、自分の力を最も発揮できる環境にするために重要なのは、なんと言っても空気の質を管理すること

 家の中だとやりやすいですし、オフィスでもどの程度管理されているかを確認することをおすすめします。

温度」と「湿度」と「二酸化炭素濃度
をコントロールする

 具体的には「温度」「湿度」「二酸化炭素濃度」も、適切に快適な状態を保つことを心がけることです。

快適な環境とは?

 ●気温は25度前後が最も快適

 湿度は50%から60%

 ●二酸化炭素濃度は1000ppmを超えない

冬は加湿器が超重要

 冬は温度が下がることで空気中に保持できる水分量が少なくなってしまうため、エアコンを使えば使うほど絶対湿度も相対湿度も下がります

 だから冬の間は加湿が必須で、このとき私が好きなのは象印の湯沸かしポット型の加湿器です。

加湿器は「加熱式」一択

 水にはミネラル分が含まれるため、加湿器はどれを使ってもお手入れが必須

 その手入れをするとき湯沸かしポット型だと、クエン酸洗浄で簡単にきれいになりますが、超音波型だと部品の取り替えが必要だったり、それ以前に加湿の量が少なかったりもするので、さまざまな製品を使い倒した結果、この象印の加湿器に落ち着く人が多いです。

 ですから読者の方には初めから、この象印の加湿器からスタートしてほしいと思います。

「計画生産」で売り切れ注意

 ただ、気をつけなければいけないのは、冬になって買おうとしても品薄だったり、割高になっていたりすることです。

 ですから加湿器は夏や秋のうちにしっかり買っておくことを推奨します。

クエン酸も準備する

 このとき定期的な洗浄のため、クエン酸も用意しましょう。

「空気のいい環境」で生産性を上げる

 私はホテルに泊まる際も、温湿度計を持ち歩きますし、車で行くときは、必要に応じて加湿器も持って行きます。

 チェーン店のホテルであっても、空気清浄機や加湿器がしっかりと備え付けられているホテルはとても気に入っていて、必ず使うようにしています。

(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。本には商品のメーカー名や型番も掲載しています