米司法省は麻薬密輸船への攻撃を承認した機密文書で、合成麻薬フェンタニルは化学兵器になり得る脅威だと説明していた。ある下院議員と、機密文書の内容に詳しい関係者が明らかにした。司法省の法務顧問局が作成した長文の機密文書は、軍事作戦の継続について正当性を主張するトランプ政権の法的根拠を概説している。政権は依然として、その根拠を公表していない。9月の攻撃開始以来、船舶に対する軍事作戦は民主党および一部の共和党議員から厳しい批判を浴びている。文書を読んだ複数の議員や関係者らによると、主な論拠は、ドナルド・トランプ大統領が麻薬カルテルを外国テロ組織(FTO)に指定したことにより、合法的な軍事標的になるというものだ。米国や同盟国に対する致命的かつ政治不安をもたらす活動の資金調達のため、カルテルが麻薬を密輸していると主張している。
米の麻薬船攻撃、「フェンタニルは化学兵器になり得る脅威」
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