社会的な「成功レール」の崩壊、どんどん不確実になる未来、SNSにあふれる他人の「キラキラ」…。そんな中で、自分の「やりたいこと」がわからず戸惑う人が、世代を問わず増えています。本連載は、『「やりたいこと」はなくてもいい。』(ダイヤモンド社刊)の著者・しずかみちこさんが、やりたいことを無理に探さなくても、日々が充実し、迷いがなくなり、自分らしい「道」が自然に見えてくる方法を、本書から編集・抜粋して紹介します。
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それは「自分きっかけ」? もしくは「他者きっかけ」?
本書では「やりたいこと」を無理に見つけるよりも「強みの種」を見つけてそれを育てていこうとお伝えしていますが、強みの種に刺激を与え健やかに育てていく方法としてわかりやすいものが、過去の思い出深い体験やうまくいった経験が「自分きっかけ」だったか「他者きっかけ」だったかという視点で見てみてることです。
これまでで、思い出深い経験や他者に喜んでもらった行動を思い出してください。そのきっかけは「他者」でしたか? 「自分」でしたか?
例えば、大好きと思える趣味は、人に誘われて始めたものですか? それとも自分で見つけて始めたものですか? お菓子を作って喜ばれたとき、そのお菓子は誰かに頼まれて作りましたか? それとも自分が作りたくて作りましたか?
自分の「きっかけ」タイプを知ると動きやすい
いずれの場合も前者(他者きっかけ)であれば、頼まれごとに応える、誘いに乗る等、他者きっかけで動くことが刺激となる可能性があります。
後者(自分きっかけ)の場合、自分がいいと思うものをやってみる自分きっかけが刺激となる可能性があります。
自分が他者きっかけ型であれば、他者からの頼まれごとや誘いには積極的に乗るようにし、自分きっかけ型であれば、自分のアンテナを高く立てることを心がけることで、強みの種にいい刺激が与えられます。
*本記事は、しずかみちこ著『「やりたいこと」はなくてもいい。 目標がなくても人生に迷わなくなる4つのステップ』(ダイヤモンド社刊)から抜粋・編集したものです。




