米連邦捜査当局は、米資産運用大手ブラックロック傘下のHPSインベストメント・パートナーズなどの貸し手から詐欺疑惑を指摘された通信業界幹部を捜査している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、連邦捜査局(FBI)とブルックリンの連邦地検が主導するこの刑事捜査は、バンキム・ブラムバット氏とその事業活動に焦点を当てている。捜査がいつ始まったか、また起訴に至るかどうかは判明していない。貸し手側は8月、ブロードバンド・テレコムとブリッジボイスという無名の通信サービス会社2社の所有者であるブラムバット氏が、融資の担保として使用されるはずだった売掛金を捏造(ねつぞう)したとして告訴した。これまでに複数の訴訟を起こし、5億ドル(約776億円)余りが未払いだと主張している。
ブラックロック系企業が詐欺告訴の通信幹部、米当局が捜査
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