「最近つまづきやすくなった」「階段が前よりしんどい…」
――そんな小さな変化にドキッとしたことはありませんか?
じつは、こうした“ちょっとしたサイン”こそが、健康寿命の縮まりのスタート。
そんな不安を解消し、体を根本から整えるメソッドをまとめたのが矢上真理恵さんの新刊『すっきり自力整体』。
整体・鍼灸の理論をベースに、自分の手で骨格を整えるセルフ整体として全国で約1万5000人が実践する人気メソッドです。
「慢性痛がラクに!」「ぐっすり眠れた!」――そんな声が続々と届いています。
今回は、新刊から“健康寿命を延ばすヒント”を一部ご紹介します。
監修:矢上 裕(矢上予防医学研究所所長/自力整体考案者/鍼灸師・整体治療家)
写真:榊智朗 構成:依田則子

「気」はあなたの“体と心のエンジン”
自力整体を続ける生徒さんとお会いすると、共通していることがあります。
それは、年齢よりずっと元気で、足腰が丈夫、表情が明るいこと。
80代・90代でもアクティブで、いわゆる“ピンピンコロリ”で人生を全うされる方が多いのです。
その背景にあるのが、東洋医学でいう「気」。
あやしい概念ではなく、
・体を動かすエネルギー
・心の元気
・生活の活力
といった、“体と心のエンジン”のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。
この「気」が充実している人ほど、毎日を軽やかに動けます。
自力整体では、無理なく“気をめぐらせる”ことを大切にしています。
逆に、知らず知らずのうちに気を消耗する習慣を積み重ねてしまうと、疲れやすさや不調につながります。
健康寿命に影響!? 気を消耗させる「もったいない6つの習慣」
1.寝すぎ
寝すぎると呼吸のリズムが崩れ、だるさやアレルギートラブルの一因に。
“ほどよく動く→よく眠れる”というリズムを意識。
2.食べすぎ
胃腸を酷使してしまい、むくみ・だるさ・消化不良の原因に。
新刊で紹介している「整食法(内臓を休ませる食事法)」もおすすめ。
3.座りすぎ
座りっぱなしは血流が滞り、腰痛・坐骨神経痛のリスクがUP。
30分に一度は立ち上がる習慣を。
4.目の使いすぎ
スマホ・PCの使い過ぎは心身の緊張を高め、不眠やイライラにつながることも。
夜は照明を落として“目を休ませる時間”をつくりましょう。
5.運動しすぎ
じつは、過度な運動もエネルギー消耗に。
「気持ちよく終われる量」で十分です。
6.気の使いすぎ
人に合わせすぎ・頑張りすぎは、心身の疲労につながります。
“できることをできる範囲で”が長寿の秘訣。
手軽に気のめぐりを促す「井穴ツボ刺激」のワーク
もちろん習慣を変えるのは、今日からすぐ…とはいかないもの。
そこでおすすめなのが、手指のツボを刺激するだけの超手軽ワーク。
新刊でも紹介している「井穴(せいけつ)ツボ刺激」のワークは、気の出入り口とされるポイントを刺激することで、
・血行が良くなる
・自律神経が整いやすい
・痛みや不調がやわらぐ
といった効果が期待できます。
とくに、手の指先の井穴には6本の経絡(気血の通り道)が集まるため、わずか数十秒で全身のめぐりがスムーズに整うのが魅力。
実践は下の画像を参考におこなってください(※画像は『すっきり自力整体』より)。


◎「井穴ツボ刺激」のワーク
【手順1】深呼吸しながら左手のすべての井穴を刺激
POINT
・右手の親指の腹と、人差し指の骨で指の先をはさむ
・指圧されているほうの手をゆすると刺激が深まる
メモ:手指の井穴には、肺経・大腸経・心包経・三焦経・心経・小腸経が通り、全身のめぐりに関与しています
【手順2】右手も同様におこなう
時間に余裕のある日は、書籍『すっきり自力整体』で紹介している動画でわかる「20分ショートレッスン」で、全身のめぐりを深く整えるのもおすすめです。
※『すっきり自力整体』では、このほかにも整体プロの技法を応用したデトックスメソッドを多数掲載。老廃物の排出、コリや痛みの緩和、不定愁訴やゆがみの解消まで、自分でできる整体の実践法を紹介しています(★54分の動画付き)。
矢上予防医学研究所代表取締役
1984年、兵庫県生まれ。高校卒業後単身渡米、芸術大学プラット・インスティテュートで衣装デザインを学び、ニューヨークにて独立。成功を夢見て、徹夜は当たり前、寝るのはソファの上といった多忙な生活を続けた結果、心身のバランスをくずし動けなくなる。そのとき、父・矢上裕が考案し約1万5000名が実践している「自力整体」を本格的に学び、心身の健康を取り戻し、その魅力を再発見。その後、自力整体ナビゲーターとして、カナダ、ヨーロッパ各地、イスラエルにて、クラスとワークショップを開催。さらに英国の名門セントラル・セント・マーチンズ大学院で「身体」をより体系的に学び、2019年に帰国。現在、国内外の人たちに自力整体を伝えながら、女性のための予防医学をライフワークにしている。著書に、『すごい自力整体』『すぐできる自力整体』(ダイヤモンド社)がある。
自力整体オフィシャルウェブサイト
https://www.jirikiseitai.jp/
監修者:矢上 裕(やがみ・ゆう)
矢上予防医学研究所設立者、自力整体考案者、鍼灸師・整体治療家
1953年、鹿児島県生まれ。関西学院大学在学中の2年生のとき、予防医学の重要性に目覚め、東洋医学を学ぶため大学を中退。鍼灸師・整体治療家として活躍するかたわら、効果の高い施術を自分でできるように研究・改良を重ね「自力整体」を完成。兵庫県西宮市で教室を開講、書籍の出版やメディア出演などで注目され、全国から不調を抱える人々が続々と訪れるようになる。現在約400名の指導者のもと、約1万5000名が学んでいる。著書に『自力整体の真髄』『はじめての自力整体』『100歳でも痛くない 痛みが消える自力整体』(ともに新星出版社)など多数。自力整体の書籍は累計32冊、総発行部数は77万部を超える。遠隔地の人のために、オンライン授業と通信教育もおこなう。
※自力整体は矢上裕の登録商標です。






