米ボストン連銀のスーザン・コリンズ総裁は22日、来月の追加利下げに強い必要性を感じていないと述べた。連邦準備制度理事会(FRB)の次回会合で当局者間の合意形成を図るジェローム・パウエル議長の課題が浮き彫りになった。今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つコリンズ氏は、FRBは8月以降に実施した2回の0.25ポイント利下げにより、インフレ対策にわずかに傾いた姿勢にあると述べた。経済会議の傍らで記者団に語った。インフレがFRBの目標を上回る水準で高止まりする中、この金利設定は恐らく依然として適切だとコリンズ氏は述べた。特に好調な金融市場が経済の底堅さを支えていることを考慮すると、なおさらだという。
ボストン連銀総裁、12月利下げ「緊急性ない」
合意形成を図るパウエルFRB議長の課題が浮き彫り
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